今大人気のFPVレーシングドローンでの画像転送や空撮で、画像遅延の無い5.8GHzの電波を使用した機体でフライトを楽しむのはアマチュア無線免許の取得と機体に装備されている5.8GHz画像送信機(VTX)の開局登録申請が必要になります。
国家試験のアマチュア無線免許やVTXの登録申請というと難しく、普段の生活とほど遠く感じますが、本当は誰でも簡単に免許の取得や登録申請をする事ができます!
なぜ? 5.8GHzが遅延が無いのか!
ドローンの操縦は2.4GHz帯を使用します。映像送信に同じ2.4GHz帯の電波を使用すると、映像送信と操縦用の電波が互いに混線してしまい、映像送信に影響が出て遅延の原因になります。
映像送信に操縦とは異なる5.8GHz帯を使用すれば電波干渉がなく、遅延の無いリアルタイム映像が受信できます。
- 法規6時間と無線工学4時間の合計10時間の講習会を受講して修了試験に合格すればOK。
講習は全国各地で開催されていて、2日間の講習のあと試験を行うのが一般的です。
費用は¥22,750 (無線従事者免許申請手数料を含む)で、小中学生以下は¥7,750になります。
養成課程なので学科や模擬試験について講師がていねいに説明をしてくれますので、
迷うことなく修了試験までたどり着き、
試験内容は4択問題が各10問の合計20問出題されそれぞれ6問以上正解すると合格!
初心者向けに設定されているので事前に専門の勉強をしていなくても95%以上の人が
合格していますし、小学生の免許取得者もたくさんいます。
万が一落ちてしまっても1回だけ¥9,050で再試験が受けられます。
- こちらは直接試験を受ける方法なので、電機や無線工学などの予備知識がある方にお勧めの方法になります。
受験費用は¥5,000で1時間の試験時間内に4択の問題を24問回答します。
合格率は専門知識のある方で約60%位です。
無線免許を取得するとできる主な事
- 5.8GHzの画像送信を使用するドローン機体でのFPVフライト
- 災害時やキャンプなどに有効な高出力トランシーバーの使用
- 地球の裏側や南極基地、国際宇宙ステーションなどと通信できます
- 災害時に通信インフラが崩れても非常緊急通信ができます
アマチュア無線免許取得に関する詳しい情報は下記サイトでご確認ください
- 一般財団法人 日本アマチュア無線振興協会(略称:JARD)http://www.jard.or.jp
- 一般社団法人 日本アマチュア無線連盟(略称:JARL)http://www.jarl.org
TSS株式会社保証事業部のホームページから5.8GHz製品の開局申請を行う
- TSS株式会社保証事業部
- http://tsscom.co.jp/hosho/annai.html
開局登録に必要な書類は上記ホームページからダウンロード可能になります。
- 無線局免許申請書
- 無線局事項書及び工事設計書
- アマチュア局の無線設備の保証願書
Hitec取扱い5.8GHz製品にはその他登録に必要となる資料を用意してあります。
また5.8GHz製品の無線局開局登録には以下の費用が掛かります。
- TSSへの保証料 ¥4,800 (銀行振り込み)
- 総務省への申請料 ¥4,300 (収入印紙)
※入金した後に領収書をコピーしておきます。
※上記の申込用紙に記入をして入金手続きを行い、Hitec製品の資料と合わせてTSSに申請を行うと、3週間~4週間後に登録が終了し無線局免許状が届きます。
※総務省総合通信局への書類引き渡しはTSSが行ってくれます。
免許状が届くと申請した5.8GHz製品を使用可能になり、これから国内/海外で本格的なシリーズ戦が開催されるFPVドローンレースへの参加や、従来のWi-Fiを使用したFPVでは距離が足りず撮影が困難な空撮フライトも思う存分に楽しめる事を考えると生涯更新が無く使用できる無線免許の取得は、わずか2日間でできる気軽な国家資格になります。