SOLO PRO180 3Dの調整手順
機体が墜落して動作が不安定になってしまった時は、以下の手順を参考にして機体の調整を行って下さい。
スピンドルシャフトの曲がり確認
画像のようにブレードを一枚はずして片側のねじを回します。もし、スピンドルシャフトが曲がっていればブレードの先端が上下にぶれます。メインフレームの損傷確認
画像のようにSOLO PRO180 3Dの初期フレームはアッパーベアリング部が割れやすいので注意してください。サーボのギア欠け確認
画像にある白いホーンがスティック操作に対してしっかりと動いている様子を確認します。もしギアが欠けていればホーンがフリーで動いてしまう、サーボから異音がするなどの症状が現れます。テールギア欠け確認
画像のようにテールローターを手で押さえてメインローターを軽く手で回してください。
この時、べベルギアの表面が欠けていたり摩耗していれば異音がしてギアがしっかりとかみ合っていないことが確認できます。
べベルギア内部のDカット部が欠けている場合、メインローターは空回りしてしまいます。このような症状が確認できましたらテールギアを交換してください。メインマストの曲がり確認
メインローターを外し画像の位置からマストを見てモーターを回します。多少の遠心であれば飛行は可能ですが、大きく遠心していればマストを交換してください。テールシャフトの曲がり確認
モーターを回し画像の位置からシャフトの曲がりを確認します。こちらも多少の曲がりであれば飛行可能ですが、大きく曲がっている場合は交換してください。リンケージのねじ山確認
画像の方向に各リンケージを引っ張ってみて雌ネジが機能していることを確認してください。ニュートラル出し
※初フライト時にはこのような調整をする必要はありません。あくまでも墜落などの損傷を受けてリンケージの破断や紛失、サーボの交換作業などをした際に著しく個体差が発生した場合に行います。各舵のサブトリム、トリムともにゼロを確認してください。その他のプロポの数値は説明書に記載してある数値にします。
プロポと機体の電源を入れてHOLD/FLAPを下げ、スロットルスティックを中立にしてください。
3つのホーンとスワッシュプレートが水平時にブレードピッチが0度であることを確認してください。
※画像では参考のためデジタルピッチゲージを使用しています。
この時、サーボ個体差のため3つの白いホーンが完全に水平にならない場合がありますが、SOLO PRO180 3Dの場合サブトリムを使っての水平出しはせず、あくまでもホーンの位置をアナログ的に合わせてください(多少のホーンのずれは問題ありません)。最終的にリンケージの長さを調整してスワッシュプレートの水平を目視で出してください。そして、スワッシュ上部のリンケージの長さを調整して目視、もしくはデジタルピッチゲージを使用して0度を出してください。
0度が出ましたらスロットルスティックを上下に動作させ、+-11~12度ストロークが取れるようにします。プロポの初期値でこのような角度が出ない場合は多少数値を変更してください。
※このときスワッシュプレートレベラー等の測定器具を使用していない関係から、スワッシュプレートの完全な平衡がでていませんので、ブレードの0度や角度を測るときはある向きの基準点を設けてその向きのみでブレードの角度を測るようにしてください。
ノーマル飛行時のピッチ設定 (HMJ推奨)
SOLO PRO180 3Dのピッチ角は工場出荷状態で、スティック位置下でー6度、中立3~4度、上11~12度のピッチ角がついています。この設定でフィーリングが合わない方は、弊社推奨のピッチ角に変更してお試しください。
弊社では、スティック位置下でー3度、中立5~6度、上11~12度
この角度を推奨しております。デジタルピッチゲージで正確な角度が出せない場合は
ピッチカーブ変更画面で1ポイント目の数値を4~5ポイント、3ポイント目の数値を2~3ポイント程上げてください。下、中立で角度を変更しましたので、2ポイント目と4ポイント目の数値も変化させて全体的になだらかなカーブになるように設定してください。テールニュートラル出し
ホーンに取り付いているリンクボールが一番内側の場合(デフォルト)
ラダースティック中立でラダーサーボホーンをストローク中立にする。
スティックを右いっぱいに切ったときラダーストローク最大スティックを左いっぱいに切ったときブレード角度0このようにリンケージで調整する。リンクボールが一番外側 (HMJ)推奨 ラダーの抑え向上
※ハンチングが発生してジャイロ感度を下げてもハンチングがおさまらない場合はデフォルトに戻す。
ラダースティック中立でラダーサーボホーンを中立のときラダーストロークが右と左で同じになるようにする。